10年度のヘルパー単価
10年度から人件費補助方式が廃止になり、事業費補助方式が全都道府県で(原
則)導入されます。
そのため、今までの@常勤・A非常勤日給・B非常勤時給の3つの補助金基準は
なくなり、国の補助金基準額は(滞在型介護型の場合)すべて1時間2890円に
統一されます。
くわしくは、今月号の後のページに解説をします。
10年度の事業費補助方式の補助金単価は以下のようになります。
区分 単価 備考
滞 身体介護 昼間帯 2,890円/1単位
在 早朝夜間土日 3,610円/1単位 25%割増
型 家事援助 昼間帯 1,790円/1単位
早朝夜間土日 2,230円/1単位 25%割増
巡 昼間帯 1,450円/1回
回 早朝夜間 1,810円/1回
型 深夜帯 2,890円/1回
滞在型の1単位は1時間程度
巡回型の1回は30分程度(深夜帯は20分程度)
(注)1単位・回には移動時間を含む
昨年までの1440円といった登録ヘルパーの時給の基準(全国的な基準)は、
今後はなくなりますが、社協や公社の登録ヘルパーの時給が一気に2890円にな
るわけではありません。多くの市では、昨年の単価(たとえば1440円)+10
円程度が、登録ヘルパーの時給になると思われます。今まで、交渉で、「国の単価
では安すぎて、若い男性介護人などを確保するのは難しい。せめて時給2000円
は必要だ」と交渉していた市では、来年以降、単価が上がっていくでしょうし、逆
に、単価についての交渉を行っていなかった地域では、国の基準がなくなったので、
今後、単価アップが行われない可能性があります。