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「全身性障害者ホームヘルパー夜間派遣モデル事業」始まる(新潟市)




「全身性障害者ホームヘルパー夜間派遣モデル事業」始まる(新潟市)

 新潟市では、従来からのホームヘルパー制度の中で、ヘルパー事業の委託先に自
分の介護者をヘルパーとして自薦登録して使っているいる人はいますが、そのヘル
パー制度とは別に、もう1つ、「全身性障害者介護人派遣事業」の開始を目差して
交渉をしていました。この結果97年10月より、以下のような制度が始まりまし
た。

介護保障を考える会・たんぽぽ
代表 広川キミ子

 この10月から新潟市のモデル事業として始められる制度です。
 これは、まず在宅の全身性障害者が、自分の介助者を市に推薦し、ヘルパーとし
て登録します。登録された介助者は、推薦を受けた障害者のところへ、ヘルパーと
して派遣されます。時間帯は夜間(pm7時以降)と早朝(am8時まで)と限定
付きですが、それでもようやく実施にまでこぎつけることができました。
 私達はこの制度を作るために、1年半に渡り新潟市と話し合いを続けました。他
の都道府県では「全身性障害者介護人派遣事業」という形で実施されており、ヘル
パー制度とは別の制度です。私達も本来この制度を望んでおりましたが、新潟市で
は夜間巡回型ヘルパー派遣も実施されており、新しい制度を作ることはなかなか困
難でした。従って静岡などを参考にしてヘルパー制度にのせた制度として開始され
ることになりました。
 在宅障害者が地域で暮らすには、よりよい制度を作る必要があります。だれもが
当たり前に暮らせる社会にしていきたいと思います。

(自立生活支援センター・新潟の通信より転載)


REV: 20170129
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