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九州のK市で24時間介護保障に!




九州のK市で24時間介護保障に!
自薦登録ヘルパー毎日14時間

 九州のK市で、自薦登録のヘルパー方式で、毎日14時間の介護が得られるよう
になりました(97年5月より)。他の2制度とあわせ、ほぼ24時間(詳しくは
7月号会員版参照)の保障がされるようになりました。(滞在型の保障)

 K市では、昨年春から、自薦の登録ヘルパーの交渉をしていました。この間、多
いときで週1回、少ないときでも月に1回ほど、市役所に通い、交渉の続きの懸案
について市の係長や課長と話しをしていきました。K市では、交渉は障害者(24
時間要介護)1人・介護者1人で行っています。このスタイルは、東京や大阪府や
中国地方の制度の伸びている多くの市で行っている方法と同じです。交渉の進展に
は、交渉当事者の介護ニーズの高さが深く関連してきます。
 交渉の結果、1年前の96年6月より毎日14時間派遣は、障害福祉課の方針と
しては決定していました。しかし、委託先の福祉公社にヘルパー登録するのに「3
級研修」の義務づけがあったため、研修を受けた介護者1名しか登録できず、週40
時間までしか利用できていませんでした。この後も、研修をクリアするための交渉
を行い、97年5月より「先に働き始め、研修は後でOK」という形で解決し、数
人の介護者をヘルパーとして登録できるようになりました。現在ヘルパーは週98
時間(毎日14時間)利用できるようになっています。
(注意:7月号会員版には市の名前が載っていますが、K市に直接問い合わせをし
ないでください。詳しい説明は自立生活情報センターへ)。

K市の自薦登録ヘルパー時間数
95年度  96年度  97年度
なし   週40時間 週98時間

   九州のK市の自薦登録ヘルパ−の規定(要綱には載っていない)

派遣対象 現行ヘルパ−で対応出来ない者
時間帯  朝8時〜夜10時
時間制限 最大14時間
派遣時間 1回4時間、登録ヘルパ−1人当たり週40時間(最大1日8時間)
時給   平ら日昼間1200円〜夜間・休日1500円〜休日夜間1850円
研修   介護経験者に対しては3級研修の実技面は免除する(講義25時間のみ)
ヘルパー登録できる者 3級研修(の講義のみ)を終了した者。ただし先に登録し
     働き始め、8ケ月以内に3級研修(の講義のみ)を受けるのもOK

 K市の交渉過程は、1.市がホームヘルプ事業を委託している福祉公社は障害が重
度過ぎてヘルパーは派遣できないと言い、2.3級研修を受け終わって登録している
現状のヘルパーが介護できないのに、研修を受けていない自分の介護者は介護の技
能を有していると市に認識させ、3.ホームヘルプ事業では、本来介護をできる人材
の確保は市の責任であると確認を取っていき、4.その前に、24時間介護者が付き
っ切りでないと生活・生存ができないと十分な説明・説得で何度もニーズの確認を
取り、5.ホームヘルプ事業は、長時間必要な人には長時間派遣しなくてはならない
制度であり、厚生省は派遣時間に上限を作らないように指導しているという事を認
識させることで、市の担当課を徐々に説得していきました。この間、自立生活情報
センターとも、綿密に(週1回から月1回のペースで)連絡を取り、市との話し合
いを進めました。
 結果、96年6月より、前記の週40時間使えるようになり、その後、「研修は
講義の25時間のみ」という線まで説得し、「先に登録、後から研修」でいくとい
うことで、97年度5月より毎日14時間の制度が使えるようになりました。
(この記事の詳細は、会員版7月号に掲載しています。ぜひご注文ください)。


REV: 20170129
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