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今年1年間の効果的な交渉のスケジュール




今年1年間の効果的な交渉のスケジュール

まずは市の予算の決まり方

 市の障害福祉課が、来年度の予算を決めるのは、毎年9月末です。市の各課が来
年度の事業の概算の予算を9月頃決め、部の中で相談します。例えば、福祉部の中
に障害福祉課と、高齢福祉課と、児童福祉課、生活保護課などがあると、各課で、
今までに実施されている事業の来年度の予算と、新規事業の予算を出し合います。
新規事業は、どれが「緊急性があり、不可欠のものか」、を話し合い、福祉部とし
ての、最重要項目、2番目に重要な項目、3番目、4番目、と決めて行きます。優
先順位が低いものは福祉部内の話し合いの段階で、カットします。

9〜10月予算要求

 まとめられた概算の来年度予算を、福祉部以外の部も出して来ます。いくつかの
部が、市の財務部に対して、来年度の概算の予算を示します。これを『概算要求』
又は、『予算要求』と言います。これが10月に行われます。(この「概算要求」
という言葉は、新聞に11月頃出てくるので、(国でも、県・市でも)、皆さんご
存じだと思います)。ここでは、『予算要求』と言う言葉が重要なので、覚えてく
ださい。後で、交渉のやり方の説明で、何度もこの言葉が出て来ます。
 各部の予算要求に対して、財務部は、何でもかんでも認めると、来年度の市の支
出がものすごく増えてしまうので、厳しく査定して、不要だと思われるものは削っ
て行きます。この、削るか、OKを出すか、を決めるに当たり、各部から、課長か
係長が出て来て、新規事業の必要性を説明し、財務部を説得します。(既に実施さ
れている事業で、予算が大きく増えるものも同様です)。ここで、福祉部側が新規
事業の必要性を、財務部にいかに説得できるかで、予算が通るかどうかが決まりま
す。
 4月から8月にかけての、障害者が行う『新規事業を作ってください交渉』で、
障害者が障害福祉課に「いかに介護制度の足りない生活が大変か」と言う話をくど
いほどして、十分障害者の生活実態について理解してもらい、10月の予算要求で、
福祉部が、財務を説得できるだけの「説得力」をもつように、説得の材料を障害福
祉課に提供しなくてはなりません。この説得が弱いと、介護人派遣事業の予算要求
が、「福祉部は毎日6時間の制度で予算要求したが、財務が毎日2時間の制度に削
った」ということになります。
 夜間の介護が必要なら、なぜその時間帯に必要不可欠なのか、ないとどう困るの
か、泊まりの介護が必要なら、なぜその時間帯に必要不可欠なのか、介護内容は何
をするのか、巡回型など、数時間おきではだめなのはどんな理由があるのか、介護
者がいないとどんなまずいことがあるのか―――このような、障害福祉課が「細か
く把握できていない」ことを、全部説明しておきます。障害の特性を理由に必要な
ことは、こちらから説明しておかないと分かりません。福祉部が財務に「どうして
この時間帯に介護が必要なのか」と聞かれて、説得できないと、予算要求をカット
されてしまいます。

 このようにして、財務部は11月に各部の予算要求を査定し、12月にいろいろ
削られ、1月に復活折衝があり、2月初めには市としての来年度予算案が決定しま
す。なお、このスケジュールは市によって、数週間のずれがあります。
(この査定に入る前に、各部が出した概算要求を全部足した、「概算要求の表」が
12月に新聞に発表されます。ただし、概算なので、細かくは表にでません。復活
折衝で復活したものなども、1月に新聞で発表されます。最終の予算案も2月に掲
載されます)。
 市の来年度予算案は、3月議会で、ほとんどの場合は賛成多数でそのまま可決さ
れ、4月からの新年度に執行されます。たまに、建設部門の何かが削られることが
あっても、福祉部門が議会で削られることは事実上ありません。

 以上を踏まえて今年の交渉スケジュールは

 以下の2つの交渉を、同時進行で行います。ただ、同時進行と言っても、交渉の
前半の『この障害者には介護が長時間必要だ』と市が認識するまでの説明は、自薦
登録ヘルパーの交渉を先に行うので、そちらでほぼ行えます。ですから、自薦登録
ヘルパーの交渉を先に進めておいてください。

自薦登録ヘルパ-

2月 3月 4月 5月 6月 7月           8月 9月 10月
自薦にする 時間数をのばす交渉1回目 2回目 3回目 4回目・ 来年度に向けた交渉

介護人派遣事業

2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
1回目交渉       2回目   3回目

         ★ガイドヘルパーは、派遣事業と同じ


REV: 20170129
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