『全国障害者介護制度情報』臨時号3
Date: Fri, 12 Dec 2003 19:00:00 +0900 (JST)
Subject: 全国障害者介護制度情報 臨時号3 ヘルパー単価下げ厚生省案
緊急:厚生労働省のヘルパー単価引き下げ案出る3
厚生省が本日12月12日に出したヘルパー単価下げ案のペーパーをWORDファイルに
しました。HP( http://www.kaigoseido.net/ )に本日(12日)中に掲載します
が、下に平テキストに変換したものを掲載します
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平成16年度に向けたホームヘルプサービスの事業運営の見直し (案)
○居宅介護(ホームヘルプサービス)支援費の早朝、夜間等加算の適応の見直し
サービス開始時刻が属する時間帯の基準により算定する現行方式を、平成16年4月以降、
実際のサービス提供時刻が属する時間帯に応じて算定する方式に見直す。
※ 早朝、夜間は25%加算、夜間は50%加算。
《例:6時から14時までサービス提供した場合
0時 6時 8時 18時 22時 24時
50%(時間帯加算率) 25% 0% 25% 50%
6:00 14:00
「現行」 8時間とも25%加算で算定
6:00 8:00 14:00
「見直し案」 25%加算を2時間、0%加算を
6時間で算定
? ?
25%加算 0%加算
○ 居宅介護(ホームヘルプサービス)支援費基準額等の見直し
(1)身体介護、家事援助について、現行の介護報酬の単価に合わせる。
《身体介護の単価》
・30分未満単価:「2,100円」 「2,300円」
・90分を超えて30分を増す毎に加算される額:「2,190円」 「830円」
《家事援助の単価》
・30分以上1時間未満単価:「1,530円」 「2,080円」
(2)全身性障害者の移動介助について、日常生活支援との一体化を図る。
日常生活支援の内容について,現行の「身体介護、家事援助、見守り」に「移動介護」
を加え、日常生活支援のサービスの中で、一体的に移動介護を行えることとする。
(3)移動介護について、「身体介護を伴う」と「身体介護を伴わない」の区分をやめ、
一体化を図る。
移動介護について、「身体介護を伴う」と「身体介護を伴わない」という単価の区分を
やめて一本化し、単価は、現行の介護報酬の「生活援助」単価(30分以上1時間未満で
あれば、2,080円)に合わせる。
○ 地域区分率の見直し
地域区分による加算について、廃止または縮小する。
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なお、厚生省の文書では、移動介護と家事援助を2080円とだけしか書いてありませんが、これは最初の1時間だけです。1回のヘルパー利用が2時間3時間4時間と伸びた場合、1時間1660円(今までの家事援助単価)でアップしていきます。つまり、タクシーの初乗り料金のようなものが420円分ついていると考えてください。
臨時2号の内容を下にそのまま掲載します
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◆◆◆来年度のホームヘルプサービスの単価の変更について◆◆◆
―――― ご意見ください ――――
本年度のホームヘルプサービスの国庫補助については、厚労省内の予算をかきあつ
めて、確保されましたが、来年の国庫補助金については、概算要求が満額確保されても
301億円(事業費で602億円)であり、現在の事業量(月60億円=年720億円)
からいっても全く確保できません。(事務局の試算によると、今年と同じサービスを提供
するためには2割ほど足りません。)
そこで、厚労省はホームヘルプの単価の見直しを検討しています。今年度の国庫補助の
確保の際に、政治家や財務省からも来年度はこのまま事業運営するのではなく、何らかの
工夫を行うよう求められたということもあるようです。
厚労省の検討の案が手に入りましたので送付します。詳細をそちらを見ていただきたい
ですが、検討されている点は以下の5点です。
1.深夜早朝、夜間加算をサービスの開始時刻でやっているところを、サービスの提
供された時間に応じて算定する。
2.家事援助、身体介護の単価を介護保険の単価にあわせる。家事援助の値段はあが
るが(はじめの1時間が2080円で、1時間以降は1660円/時)、
身体介護の1.5時間を超える部分は家事援助と同じ単価になる(30分830円)。
3.全身性障害者の移動介護について、日常生活支援に組み込んで一本化する。
(日常生活支援を使っていない場合は、身体・家事・移動の組み合わせ)
4.移動介護の身体介護あり・なしを統一して、介護保険の生活援助の単価
(はじめの1時間が2080円で、1時間以降は1660円/時)にする。
5.級地加算の廃止または縮小
今後、自治体や団体の意見を聞いてどれを採用するか決定するそうです。
各団体で検討していただいて、厚労省の案で困る部分があれば、その実態について
事務局までご連絡お願いします。厚労省に提示していきたいと思っています。
来年度の政府予算案が発表されるまでに大枠は決めなければいけないということで、
来週いっぱいしか時間がありません。お忙しいと思いますが12/15(月)までに
情報をいただきますようお願いします。
1.居宅介護(ホームヘルプ)単価
単価計算方法: (1)基本単価×(2)時間帯加算×(3)(1+級地区分率)
=所定額(10円未満切捨て)
基本単価(1時間当り) 現行 厚労省改正案
利用者の住所地ベース
イ: 身体介護
30分未満 2,100 2,310
30分以上1時間未満 4,020 4,020
1時間以上1時間30分未満 5,840 5,840
1時間30分以上(30分を増すごとに) 2,190 830
ロ: 家事援助
30分未満 (基準無し) (基準無し)
30分以上1時間未満 1,530 2,080
1時間以上1時間30分未満 2,220 2,910
1時間30分以上(30分を増すごとに) 830 830
ハ: 移動介護
身体介護を伴わない場合
30分未満 (基準無し) (基準無し)
30分以上1時間未満 1,530 2,080
1時間以上1時間30分未満 2,220 2,910
1時間30分以上(30分を増すごとに) 830 830
身体介護を伴う場合
30分未満 (基準無し) (基準無し)
30分以上1時間未満 4,020 2,080
1時間以上1時間30分未満 5,840 2,910
1時間30分以上(30分を増すごとに) 2,190 830
※移動介護は身体介護ありと
身体介護なしを一本化
※全身性障害者で日常生活支援を
使っている人は下記の常生活支援の単価
ニ: 日常生活支援シエン
30分未満 (基準無し) (基準無し)
30分以上1時間未満 (基準無し) (基準無し)
1時間以上1時間30分未満 2,410 2,410
1時間30分以上(30分を増すごとに) 900 900
※全身性障害者で日常生活支援を使っている人は移動介護も日常生活支援に一本化
(2)時間帯加算
現行 厚労省改正案
夜間: 午後6時〜午後10時 25% 開始時刻の時間帯 提供する時間帯
深夜: 午後10時〜午前6時 50% 開始時刻の時間帯 提供する時間帯
早朝: 午前6時〜午前8時 25% 開始時刻の時間帯 提供する時間帯
(3)級地区分率 :事業所の所在地ベース
上記の単価に拠り算定した額に、
地域区分によって下記の率を乗じて算定する。
現行 厚労省改正案
特別区 7.20% 廃止もしくは縮小
特甲地 6.00% 廃止もしくは縮小
甲地 3.60% 廃止もしくは縮小
乙地 1.80% 廃止もしくは縮小
丙地 加算なし
第1号の内容も再掲載します
12月12日午後、厚生労働省の支援費ヘルパー引き下げ案が出ました
(以下は要約)
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・移動介護の身体介護を伴うを、廃止し、身体介護なしの単価に統一
(ただし介護保険の生活援助(旧家事援助)単価に統一)
=最初の1時間は2080円、その後30分ごとに830円加算
(1時間ごとでいうと1660円ずつ加算)
・身体介護と家事援助は介護保険と同じ単価にする
・身体介護は1.5時間を越えると家事単価(30分ごとに830円で延長)
(1時間ごとでいうと1660円ずつ加算)に引き下げ
・時間帯加算は、現在の[スタート時間で考える」ではなく
[実際のサービス時間帯で考える]方式(措置制度の時代の方法)にもどす。
・日常生活支援は単価変更なし
・日常生活支援利用者は移動介護ではなく日常生活支援で外出できるようにする
(つまり、日常生活支援利用者は移動介護の類型は基本的になしになる)
・地域加算の廃止または縮小
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これでは非常に困ってしまう方がいると思います
たとえば、いくつかの過疎の地域では、1人暮らしの24時間介護を必要とする
障害者が、「1日あたり身体介護2時間、移動介護2時間」しか受けられていない
のですが、これを障害者団体の指定事業所を通して1日2万円に変え、24時間
365日の介助者を確保しているという実態があります。
15日までに具体的に「自分の場合は、こう困る」といった情報を送ってください。
その結果を持って、厚生省へどう言って行くかを決めたいと思います。
12月20日には政府原案が確定ですので、この話は20日までに確定してしまいます。
*詳しい解説は後ほどお送りします
とりいそぎ各団体におかれましては、役員にお知らせください
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意見の送り先
全国障害者介護保障協議会
メール o@スパム対策kaigoseido.net
電話 0120-66-0009
FAX 0037-80-4446(通話料無料)
いくつかの団体で情報共有しますので、なるべくメールでお願いします
DPI/JILなどでも意見集約しています
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