■ハンセン病患者国際協会の第1回国際会議                         1996年2月27日         《ハンセン病回復者国際会議について》              ▽北野隆一(KFA04206@niftyserve.or.jp)  ハンセン病問題で以下のような国際会議が中国で開かれること、会議に先立 ちその中心人物が来日することについて、お知らせします。  開催されるのは、インド、ブラジル、韓国、米国などのハンセン病回復者と ハンセン病救済ボランティア団体が1994年9月に結成した「統合、尊厳、 経済的向上をはかる国際協会」(略称IDEA)の第1回国際会議です。国際 らい学会など医学者の国際会議は100年の伝統がありますが、ハンセン病患 者や回復者(元患者)の組織(NGO)による国際協会はこれが初めてといい ます。どの国でも、歴史、文化、宗教などさまざまな側面から差別の対象とさ れ、社会復帰が困難だったハンセン病患者が、国際的に手をとりあって社会復 帰のための手だてを話し合おうという会議です。3月25日から30日まで、 中国広州市で開かれます。日本からも、高松宮ハンセン病資料館運営委員で国 立療養所多摩全生園在住の平沢保治さんら数人が参加することになっています。 (参考記事:1995年11月30日付朝日新聞東京本社版夕刊にゅうすらう んじ「ルポ・ハンセン病」C「患者組織」)  なお、今回の会議に先立ち、IDEAの仕掛人で、この国際会議の事実上の コーディネーターで米国のボランティアNGOを主宰する女性アンウェイ・S・ ローさんと、自らハンセン病回復者で、ハンセン病の社会復帰の問題を研究し ているインド人男性P・K・ゴパルさんの2人が、3月19日から21日にか け来日し、この会議への日本の協力を求めることになっています。  この件に関して、日本側の連絡窓口は笹川記念保健協力財団の山口和子さん (03-3452-8281)です。  来日の日程は以下の通りです。 3月19日(火)  深夜 成田空港に到着し、すぐ藤楓協会(03-3432-0726)の大谷藤郎理事長 を表敬訪問し、IDEAへの協力を要請 3月20日(祝)  昼 東村山市の高松宮記念ハンセン病資料館(0423-96-2909)を視察し、平 沢保治ら資料館運営委員のハンセン病回復者たちと会う 3月21日(木)  厚生省記者クラブで記者会見? =================================  以下は、笹川記念保健協力財団の山口さんにもらった国際会議の英文パンフ レットの仮訳です。  「ハンセン病に冒された人たちの社会経済的復帰に関する第1回国家会議」  1996年3月25日から30日、中国広州市ニューメインランドホテル               〈日程案〉 3月25日(月)  【午前】開会式       あいさつ:北京政府衛生庁当局者            広州公衆衛生局当局者            トレバー・ダートソン(英国)            クリストファー・ドイル(米国)            トーマス・フリースト(米国)            P・K・ゴパール(インド)            S・K・ジュン(韓国)            ジョン・リュウ(韓国)            フランシスコ・A・V・ヌンス(ブラジル)  【午後】 IDEA(北野注・「統合、尊厳、経済的向上をはかる国際協 会」)の活動紹介     座談会:ハンセン病に冒された人たち(北野注・特に、病気から回 復し社会復帰が可能になった人のこと)が直面する社会的経済的問題 3月26日(火)  ハンセン病について世間が抱く印象の問題と、ハンセン病に冒された人た ちを立案、財団設立、啓蒙のプログラムへの関わらせることについて  【午前】 会議1:座談会・いかにハンセン病患者を各種ボランティア活 動に巻き込むことができるか。財団設立者が現状を示しつつも尊厳を高めよ うとしているときに直面する課題について       会議2:ハンセン病患者がいかに積極的に啓蒙活動に努力でき るかをハワイ、フィリピン、ブラジルの例にみる。ハワイとフィリピンのビ デオが上映される。  【午後】 ヤンケン村(北野注・ハンセン病回復者が集団で住む村)を現 地視察 3月27日(水)  ハンセン病患者の社会的経済的条件を向上させるための計画  【午前】 韓国の定着村(北野注・ハンセン病回復者とその家族でつくる 入植地。韓国内約40カ所にあるといわれる)の医師と、ハンセン協同組合 の経営者の座談会  【午後】 インドの患者の社会的経済的復帰について       復帰手段としての仕事 3月28日(木)  中国ですすめうる、ハンセン病患者の社会的経済的条件を向上させるため の計画  【午前】 中国でのIDEAの計画と、他の地域ですすめうるIDEAの 計画 中国から韓国を視察した人の報告  【午後】 社会的経済的な復帰をともなう身体のリハビリテーションの必 要性 3月29日(金) IDEAの行動日  シーアン病院の現地視察 3月30日(土) 閉会式  湯浅洋・国際らい学会会長(北野注・笹川記念保健協力財団専務理事) 1998年に開かれる、国際らい学会の次回大会についてあいさつ =================================                                 以上 …… 102/177 KFA04206 北野 隆一    ハンセン病患者国際協会の第1回国際会議 ( 2) 96/02/27 15:10 ※以上は,NIFTY-Serve:GO FMEDSOC(<医と社会のフォーラム>)→3:電子会議→ 2:「交差点(イベント情報・ネット医療情報)」より転載したものです。