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合衆国における脱施設化



 かつては千人単位の収容施設が普通

 1977.12 ペンハースト・ケース 連邦地方裁判所で勝訴 (PILCOPがてがける)
 ペンハースト:かつては4千人をこえるちえおくれの障害をもつ人たちを収容していた
 ペンシルバニア州立の収容施設→千人足らずに

 その経緯

1960年代前半 ケネディ大統領,精神障害者やちえおくれの人たちの待遇に強い関心を示し,施設の点検 設備の改良,待遇の改善。障害の軽い人たち,ちえおくれでない人は地域社会へ復帰。

1960年代後半,残されたのは重い障害をもった人だけに。その人達も社会に出していく。だが地域に帰っても,職もなく,教育,訓練を受ける機会もない。ペンハーストに戻る人が多くなる 72年以降,地域に帰すことをやめる。

1974 施設内の女性の怪我 母親が怪我の損害賠償,待遇改善,憲法上保障されているケアの最低基準の法的設定を求めて,訴えをおこす。
合衆国司法省も原告団に参加
PARC(ペンシルバニア州ちえおくれ市民の会…会員数2万)も参加。
1.自立への道を開く教育と訓練と世話 (ケア) を受ける権利がある。
2.巨大な施設は,その権利を実現する手だてを講ずる条件がない。
3.社会から分離され,隔離されている施設は差別的であるので,施設を廃止することを主旨とする訴訟へ

1977.4.18 〜6.13 審理
原告側:小規模住宅を建てたときの教育上の有効生とコスト計算を含め,有利さを主張。コストは半分ですむ。重度障害者の教育は可能と主張。巨大な収容施設では不可能。
(31年頃の州の公式文書…隔離は経済的,危険がない を提出) 。

1977.12.23 判決

1978.3 地域に根ざした小規模な住宅を準備し,個人の要求に合わせて教育プログラムを作成,実行を州が監督するよう命令。

1979末 州,連邦最高裁判所に上告

 以上NHK取材班[1982:124-149]


◆NHK取材班 1982 『あすに挑む――障害者と欧米社会』,日本放送出版会,262p.,1200 [amazon] ※


アメリカ合衆国/米国 

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