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Core Ethics ?? / Core Sociolgy ??


立命館大学大学院・先端総合学術研究科
の/での仕事/のための準備・資料
立岩真也


  *以下ほぼ2002年に記したまま。
  *科学研究費による研究(2004〜2007年度)
   http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm
  *2007年度からの企画:生存学創成拠点


 *以下は、1)私(立岩)の私見として、立命館大学大学院先端総合学術研究科の/にやってくる院生が――もちろん各々したいことをするわけですが――調べてみたりするとよいのではないかと思うことを列挙したものです(一部は既に作業が開始されています)。
 2)また、院生たちが現在行っている作業に関連する資料(へのリンク)をあげています。
 3)その他の(おもに共同の)研究・出版の企画についても記してあります。
 4)私自身の仕事の予定の一部は、近刊の著書の序章の第3節に記しました。
 5)科学研究費などから費用を調達し、それを用いて作業をしてもらいます。院生の行う仕事に研究費を支出すべきであると私は考えています。ちなみに2003年度の先端総合学術研究科の科研費採択率は75%でした。→研究計画
 6)それから基本的な本は集めて使ってもらおうと思います。私の研究室に置くより(どうせ置ききれないので)、院生の部屋に置きます。書誌情報はデータベース化します。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db/index.htm
 そしておおまかに内容を知っていた方がよい思う本については紹介してもらい、それも大学院のHPに掲載していきます。この作業も研究費の使い途になります。既にこの作業は開始されています。
 7)私(たち)が約束できないのが確実なのは大学院修了の後の就職の保障(だけ?)です。このことはわかっていてください。
 8)この大学院の院生には大学院の修士過程、また他の大学・大学院を終えてきた人がわりあい多くいます。2003年度の「公共」領域の13人の院生のうち7名が大学院修士過程の修了者でした。このような人たちについては、最短で3年間で博士号をとれる制度が用意されており、今年度については13名のうち6名にその可能性があります(6名がそのコースを選んだので)。
 9)このファイル(につながるファイル)は毎日(〜)更新されます。*
  *嘘でした。
 10)先日入試がありました。あとは来年2月の入試です。質問があったら立岩までどうぞ。
 11)(主に)院生宛てのメイルのバックナンバーをご覧になることができます。S'sからどうぞ。


■normativeな問いを解いてみること。
cf.2001/12/01「これからおもしろくなる」 『La Vue』8:1-3(発行:るな工房/黒猫房/窓月書房)
 「雑談の中で同業の教員たちが[…]大学院生はいったいどういうつもりで大学院にいるのだろうと言う。」

 国家市場家族……が(で)何をするか/してもよいか/しなくてもよいか/してはならないか…

 生産財(技術)、知識…/の所有
 著作権〜知的所有権〜特許〜 技術〜バリアフリー〜

「科学技術/所有・国際競争・国家戦略・…」
 例えばHIV/AIDSの人の薬のこと。〜貧困/アフリカ

「情報倫理」
*例えば活字媒体が不便な人に対してどのように情報は提供されるとよいのか。
 電子媒体では複製が容易であるから電子媒体での提供は許容しがたいといったことが言われるのだが…
 どのような規則を設定するか。どのような機構によって提供するか。

「企業/企業倫理/ビジネスエシックス」
 「ビジネスエシックス関連文献表」(製作:高田一樹)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/b002003.htm

*市場においてどこまでのことが可能か。どこまでを許容し、どこから介入するか。
 消費者は何ができるか。
 企業の社会貢献/内部告発/不買…/…
 政治:強制の境界 分配(◇)については強制が要請されることを主張しつつ
 ではその他について、どれだけが強制されるべきなのか
 〜政治はどのように過剰であるのか

 cf.立岩これから出る本・序章3節5「生産・生産財の分配」
 立岩「医療・技術の現代史のために」*第6節「技術の所有形態の変更」より
 *今田高俊編『産業化と環境共生』(講座社会変動2),ミネルヴァ書房,2003年秋刊行だそうです
 「いま一つにあるのは、進んでいる部分と取り残されている部分と、なにかむらがあるという感覚ではないか。先端医療と呼ばれるもののいくつかについて、よいのかもしれないが、まだよくわからないと思う。あるいはよいのだろうが、どうもそれがよいからという理由からこんなに素速くことが進んでいるようにも思えないところがある。そして、なぜそう大きくとりあげられ、大きなものが絡んで行なわれるのだろうとも思う。例えば遺伝子組換え作物に大きな資本が絡み、ゲノムの解読が国家の関わる大きなプロジェクトとして、国際的な競争のもとで行なわれた。「科学技術立国」が言われ、あのようなことに「国家の威信」がかけられてしまうのはなぜだろう。他方にエイズによる死者の数は2001年に 300万人に上るのだが、その治療薬としてすでに存在するそれなりに有効な薬が行き渡らないといった事態がある。この国の中でもただ人手をかけさえすればもっとましな生活ができるはずができないことがいくらもある。この懸隔は何なのだろう。それが科学技術、産業、政治に対する不信をもたらしてもいる。これには技術とその生産物についての所有のあり方が大きく関わっている★12。」

「バリアフリー/ユニバーサルデザイン」
 http://www.arsvi.com/l4300000.htm
 バリアフリー/ユニバーサルデザイン関連年表(製作:竹中聖人)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/b001002.htm
 バリアフリー/ユニバーサルデザイン関連文献表(製作:竹中聖人)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/b001003.htm
 ALS(筋萎縮性側索硬化症)とテクノロジー といった領域を調べることもあってよいだろう。
 私は、もう一つの「先端研」(東京大学)で働いている福島智さんがかかわる研究(科学技術政策提言)「公共システムのバリアフリー化に関する研究」の「推進委員」というのになるだ。私自身はほとんど何もできないと思う。関心のある人が、こういった場も利用して自らの仕事をするとよいと思う。

■貧困・分配・平等(世界規模の) 所得保障〜労働への政策・論
 移民(労働者)〜労働力の移動 cf.グローバリゼーション
 ワークフェア

 ベーシックインカムとかワークフェアとか、さまざま言われていることがあって、そろそろ紹介もされてきてはいるが、まだその程度でしかないのでもあり、それらをどう考えるかという主題についての検討もこれからということになるだろう。
 さて、そんなことに関心があるのなら、この国には生活保護というものがあるわけで、基本的なところは知っておいた方がよいと思うし、ここのところ「見直し」が始められたということにもなっている。この「社会保障審議会福祉部会生活保護制度の在り方に関する専門委員会」には後藤玲子先生も委員として入っておられる。
 cf.貧困/…

 また「途上国」の貧困について。cf.アフリカ
 それをどのように理解したらよいのだろうか→わからない。
 ただ、最も単純に、世界の中のあるところにはあるのだから、そのあるところからないところに財が行かないから、ないところがあると考えていけないのだろうか。

 「人間開発」「(教育)機会の提供」という言い方(だけ)で言っていってよいのだろうか。違う気がする。→立岩これから出る本・第5章

労働
  ・労働の分配労働の義務
 「こうして労働の分配・労働の分割もおもしろい主題としてある。しばらく私たちは消費社会を語ってきたのだが、とくにこれから何十年かは労働がもっとも大きな主題の一つとなるだろう☆09。」(立岩これから出る本・序章3節4「労働の分割」より
)  「働かない権利」といった主張も含め、労働についてもここ約30年、それなりのことが言われてきたはずだ。それらもふまえて、政策の部分も含めて、調べるべきことを調べて言えることを言う、そんな共同の仕事を数年かかけて行ない、その結果を公刊することを考える。

・「(人的)資源」について
 「少子・高齢化」がどのように問題にされたのか。このこともわかっているようでわかっていないのではないか。言説史の一つの主題になると思う。cf.人口
 (2001年に書いた「選好・生産・国境――分配の制約について」今度でる本には収録されない。一つの理由はこれ(上・下で170枚程)も収録されると分量が多くなりすぎるため。)
 人口、労働力について考えることは、当然、下記する移民や難民のことにも関係してくる。とても大切でおもしろい主題。考えるための準備としても言説史が一つの仕事の場になるだろう。上述したように一つには日本の戦後だが、もっと地域を広げ、時代を遡ってももちろんよい。

性別分業
 「以前からそろそろ決着をつけたらよいと思っている主題が「性別分業」だ。この国でも幾度か「主婦論争」と呼ばれるものがあって、それなりに大切な論点が出されたこと、初期の論議が上野編[1982]に収録されていること、その後にもいろいろな人が様々なことを言ったことを知っている。しかし、結局それはどのようなことであるのか、議論が終っているとすこしも考えられない。
 […]そのころ上野[1990]といった本が出てひととき話題にもなったのだが私にはよくわからなかった――今でもわからない――こともあって、しばらく性別分業について考えることに熱中し、読まれない論文を書いたことがある([1994a][1994b])。」(立岩『<ジェンダー論>中級問題・1」
 だから私もまた考えてはみようと思うが(だめそうなのだが、もし書けたなら『思想』の2003年11月号に原稿が載る)、まず、いままで何が論じられてきたのか、そして今何が論じられているのかをまとめる作業がなされていない。かつて言っていたことの真偽がはっきりさせられないまま、状況が変わり、(かつて言われていたことと必ずしも整合しない)別のことが言われているといった具合になっているようにも思う。
 姫岡とし子先生代表の科研費の共同研究も始まっている(私もいちおう分担研究者)。私が以前作ってそのままにしてある文献表(「女性の労働・家事労働・性別分業:文献」等)、等を利用してもらい、拡充し整理して、そこから考えることをしてほしい。

 *下記することも含め、これらは社会的不平等について(そして平等について)考えるということでもある。「社会階層」は社会学の研究領域のわりあい大きな部分を占めてきた。ただそこに見出されたり見出されなかったする差異をどのように評定するか、考えるかはあまり詰められていないのではないか。階層論を勉強しつつ、この辺りに関心をもつ人が来てくれたら心強い。

・「政策」
 『社会政策研究』第4号(2003年末、東信堂)の特集が「障害者政策」→関連情報(このファイル、更新中 UP:20030811 REV:0812,15,16,22,23,24)。
 例えば、この号が全部売れた時点で、そこに掲載された論文のいくつかを書き直し・書き足してもらい、さらに何本かを加えて単行書とする、とか。「障害学」を銘打った本が何冊か出ているが、加えて政策の方に踏込んだ本があったてもよいだろう。
 &後述する現代史のことでもあるのだが、上掲関連情報のファイル内にもいくつか記したいくつかの事件、裁判、の一つ一つについてそれをまとめた文章が蓄積される必要があるだろう。それを人が「論文」と呼ぶかどうかは知らない(もちろん論文に仕立てることもできる)が、その仕事の意義はある。

・社会サービス/の機構
 例えば「介護(介助)」については、ある程度のことを『弱くある自由へ』の第7章で(そして『生の技法』の第8章、等で)述べた。しかし、この領域でも、そしてさらに他の領域については、いくらでも調べたり考えたりすることがある。とくに、後に記すことでもあるが、この間、何が問題にされたり主張されたり要求されたりし、何がどれほど実現し何がそうでなかったのか、それらを記録することがなされていない。そういうまったく単純な仕事、地道といえば地道なことがなされていない。
 例えば、前掲『生の技法』の第7章である程度のことを書いたけれども、増補・改訂版も1995年の発行であり、その後のことは当然書かれていないし、情報源も東京近辺が多く、関西圏で何がなされてきたのか、とても大切なことであるのに、十分に追うことができていない。(この部分について調べようとする人が出てきた→その人へのメイル 2003.08.09,14,23)。
 この辺りを追っていくと、必ず考えて論ずべきことの核心に入っていくはずだ。というか、それらが考えられ論じられた歴史がそこにあるのだ。自分が考える前に、考えるのと同時に、考えられたことを知ることだ。だから急ぐことはなく、まず知ることだ。そうした仕事が既に十分になされているのなら、その必要はなく、その後の仕事がなすべき仕事ということになる。ところがそこまで行っていない。単に知られていないことがたくさんある。また知ることと考えることを、幾人かの人が仕事を分担したり、相互に議論しながら、進んでいってもらうとよいと思う――調べるべきことをどんどん調べていく人と、理屈っぽいことが好きな人と両方いるとよいだろうということだ。


■国境/帰属/…

 科研費:基盤研究(B)(2)・課題番号15330114 代表:西川長夫
 「グローバル化の過程において−国民国家を越境する公共圏の諸相
 ――「植民地」と「都市」を軸とする比較歴史社会学的研究――」

・民族主義関連文献表(作成:小川浩史)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db/1010.htm
・「federal archive」(連邦主義・連邦制についての資料 作成:青木洋子)
 http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~gr008997/archive.html

 関連書籍をとりあえず200冊ほど買いました(まだHPには未掲載)。整理、紹介してくれる人を求めています→院生のみなさんへ。

 Young, Iris Marion[アイリス・マリオン・ヤング](2004年に講義)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/dw/young.htm
 Young, Iris Marion 1990 Justice and the Politics of Difference(『正義と差異の政治』)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db1990/9000yi.htm
 2003年度後期の講義でも、ヤング、フレーザー等の分配と承認…を巡る議論を検討します。cf.
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/dw/fraser.htm
 参加を検討してみようかという人は立岩TAE01303@nifty.ne.jpまでメイルください。

 「業績原理/属性原理 ascription / achievement」という対置において、後者はじょじょにその重要性を失っていくという了解がある。近代社会、現代社会における「属性」の位置づけをうまく行なえていない。だから考える必要がある。
 cf.立岩これから出る本・序章3節8「分配されないもの/のための分配」

 グローバリゼーション関連文献表
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/g001.htm

 移民/外国人労働者についての研究にはかなりの蓄積があり多くの著作も刊行されている(2003年度中に、上記西川科研の研究費により文献をそろえる――7〜8月に約200冊注文)。次にそれをどう考えるか。

 もちろん、グローバリズム(それにしてもそれはなにか?)に抗することはより小さい単位を賞揚することではない。
 分配の困難は国境の存在によっているのだから。
 →立岩「選好・生産・国境――分配の制約について」&立岩これから出る本・序章3節7「国境が制約する」

■歴史・現代史

 病や障害をめぐる事々の現代史
 cf.科研費研究 代表:松原洋子/「生命」領域の研究企画:争点としての生命

 立岩「即席的研究製造方法即解」
 *どんなことを調べるとよいと私が思うか、いくつか書いた文章から関連する部分を引用しています。

 私自身の仕事としては、 ・2003「医療・技術の現代史のために」
 今田高俊編『産業化と環境共生』(講座社会変動2),ミネルヴァ書房
 【了:20020414】
 「なぜ近い過去を辿る必要があると考えるのか。この間に考えるべきことが提出され、いくつかの道筋が示されたと思うからだ。出来事としても様々なことが起こった。いくつもの対立点が現われ、今に継がれる批判がなされ、その答の試みが途上のままになっている問いが示された。その後を考えるためにそこに何があったかを知っておく必要がある。加えれば、医療社会学も医療人類学もここ数十年の変動と別に現われたのではなく、そこから生じた。最初から規範的な議論をその仕事の中心とする医療倫理学・生命倫理学に限らない。医療と社会に関わる学自体が近代医学・医療批判と関係をもちながら、その中で始まった。だからこの時期以降の動きを検討することは、それらの学が言ったことを再考してみることでもあり、これから何をするかを考える上でも必要だ。
 さまざまなことが起こりそしてまだそう時間のたっていない部分について記述がない。例えば精神障害と犯罪についてどんな議論があったか。どのように高齢化が問題とされ議論されたか。いつハンセン病者に対する差別が差別だということになったのか。いつからどんな経路で自己決定という言葉が使われ広まったのか。少子化・高齢化に対する危機感をいつ誰が言い、どのように普及したのか。優生学という言葉が否定的な言葉となったのは、いつ、どのような人たちの間でだったのか。その他、「自分らしく死ぬこと」といった言説の誕生と流布について。そして様々な治療法の栄枯盛衰、いつのまにか消えてしまった様々なものの消え入り方、学会や業界の中での様々な(中にはひどく重要な論点を含む)対立、等々。ある年代以上ならある程度のことを知っている人もいる、それ以降の人たちはまったく何も知らない。そこにいた人しか覚えておらず、その人たちも記憶は定かでなく、覚えていたくないものは忘れているか、忘れたことにしている。だから、特に論争的な主題については「これまで語られてこなかった」という枕言葉がよく置かれるのだが、それをつい信じてしまうことにもなる。ところが、例えば安楽死について、医療に使える資源には限界があることについて、今までタブーとされ語られてこなかったからあえて私が語ると言うのだが、それは間違いなのだ。まさにそのような前言とともに繰り返し語られているのである。」
・2002-「生存の争い――医療の現代史のために」『現代思想』連載(2003年8月号で13回)
 この連載のALSについて書いた部分はさらに書き足して1冊にするつもり。
 ただこれはまったく材料の収集をきちんと行って書かれたものではない。また今後起こることがたくさんあると思います。調査・研究を引き継いで下さる方がいるとよいと思う。例えば日本ALS協会近畿ブロックは長く重要な活動を行ってきた。資料を集め、聞き取りさせていただく…等。

・2001-「医療と社会ブックガイド」,『看護教育』連載
 これもなにかといっしょにして?1冊にするつもり。ただ本の紹介をしているだけの連載ですが、ただこれを読んでいただいても、現代史に着目すべきだと私が考えるわけはわかっていただけると思う。また、それを別としても、それぞれの主題に関心のある人がそれぞれに読んだ方がよい本をあげているつもり。

 『現代思想』の2003年11月号が、たぶん「争点としての生命」といったもの。8月末にこの企画に関連して合宿(科研費の研究・代表松原洋子)――メンバー限定、既に締切。
 これに掲載されるもの(を書き直し書き足したもの)や掲載されないものやを
 何年かかけて単行本にしていく仕事も必要だろう。

 まずは難しいことを考えようとする必要はないと思う。
 例えば『国際的障害者運動の誕生:障害者インターナショナル・DPI』という長瀬修が訳した本があるのだが、これはもとは、著者の修士論文だ。これが日本でも訳され刊行されてしまうということがあってしまう。著者はDPIの事務局で仕事をしていた人で、その場所にいたから知ったことがある。そのようにしてまず書かれるべきことは書かれてよいはずなのだ。

・血友病関連資料(製作:北村健太郎)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/h001001.htm
・血友病関連年表(製作:北村健太郎)
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/h001002.htm
・「神聖な義務」関連資料
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/h001003.htm
・「神聖な義務」関連年表
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/h001004.htm

 とくに欠落している部分として、精神障害の人たちの歴史
http://www.arsvi.com/0ds/m.htm
 「全国「精神病」者集団」
http://www.arsvi.com/0d/zss.htm
 の機関誌について提供(→こちらで入力→HP掲載)の申し出あり。

 cf.当事者の組織セルフヘルプ・グループ
 権利/の侵害について。幾つもの事件があったが、弁護士など当事者が書いたものはわずかながらあるにしても、それ以外のものとなるとほとんどない。一つのできごとについて一つずつまとめていくことをする必要があると思う。
 cf.知的障害者の権利/権利擁護
 cf.障害学というものがあるらしい。障害学のMLに入っておくとよい。



◇死をめぐる決定/をめぐる言説
 cf.安楽死・尊厳死(私が書いた幾つかの文章へのリンクあり)
 これも、上記した歴史・現代史を検証する作業としてなされるべき。「尊厳ある死」「よい死」という言い方が浮上してくる――そしてそれは「たんなる延命」という言説の浮上と対になっているはずだ――その経緯を押えておく必要がある。
 私自身はALSの人たちのことを書いている『現代思想』の連載「生存の争い」等ですこしばかり調べたことを書いたが、それ以上のことをすることは当面できないだろう。
 この部分を調べて博士論文を書こうという人がこの大学院にいて、作業を始めている。これは、誰もが知っているようで誰もよくは知らない部分だ。その部分を明らかにするだけで十分な意義がある。単行書として刊行されるべきだと考えている。

◇患者の権利/…

 京都市内のある病院の倫理委員会のメンバーになることになりました。
 私自身はまったく適任ではないのですが、
 原昌平さん、勝村久司さんといった人たちが委員ということで、ならばとお受けすることにしました。
 これは「先端医療の倫理問題」を問題にする場ではありません。
 日常的な医療に生じている問題を扱うことになります。
 こうした場で/場で起こっていることを調べたり考えたりしようとするなら、すこしお手伝いができるかもしれません。

自己決定パターナリズム
 前記した「死の決定」のことにも関わり。
 そして例えば医療の現場でまったく毎日起こっている事態について。知的障害の人や精神障害の人への対し方について。
 この領野についてもこの大学院で研究する人がいるだろう。
 また関西圏?にも瀬戸山晃一といった研究者がいる。

◇「人工生殖技術」と「家族」/「性的少数者」
 例えば同性愛者が子をもつにあたっての技術の利用について、米国等ではそれなりの文献が出ているが、この国ではほとんど紹介・検討はなされていない。
 cf.→ここに記したが(もとは『私的所有論』の注)原著にある章が翻訳では訳されていないということもある――必要が感じられなかったということだろうが。
 cf.出口 顕
 http://shimane-ac.netlab.jp/html/takara/a_deguchi.html
 http://sula0015.soc.shimane-u.ac.jp/cul/index.html
 生殖技術とそこから辿れるファイル
 ここで子のことが問題にされる。
 たしかに「親」がどんな場合でも優先権をもつとはならないはずだ。だが…

◇(医療)援助
医療援助をするNGO
NPO・NGOのホームページ
 とくに注目される組織、すこし知っている組織
アフリカ日本協議会
ペシャワール会
・国境なき医師団 cf.国境なき医師団・日本
 例えば以下の本をまず読む。たしかブローマンの本は田崎英明先生の講義の本のリストにも入っていた。
 Brauman, Rony 1996 Humanitaire, le dilemme: entretiens avec Phillipe Petit, Editions Textuel=(ブローマン ロニー)20001110 高橋 武智 訳,『人道援助、そのジレンマ――「国境なき医師団」の経験から』,産業図書,153p. 1800 ※
 以上では民間の援助だけをあげているが、そのようであるべきだと考えているわけではない。ただあげたものの中に考えるべきことがあると思うからあげている。


 遺伝子検査と保険
 *上記した例えば薬(を作る技術)の所有権の問題等を含め、こうした領域の研究を志す人が複数集まるなら、研究助成を受け、数年で成果を出す共同研究を行う。


 
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文献表の表

■年表等→企画2007〜


 
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■?■
以下は2002年に書いたもので、ほとんど更新していません。
&上記の文章に一部組込んであります。


■公共?

 私にふられているのは「公共」*という分野。だが、それが何を指す言葉なのか私は知らないし、この言葉を用いるのがよいのかについても、私は判断がつきかねている。とりあえず、以下考えてみたいこと。
  *公共/公共哲学(public philosophy)/公共政策(public policy)


◇「分配的正義」について
 →「自由の平等」
 ・リベラリズム/リバタリアニズム/…
 リベラリズムによる正当化についてもそのままに受け取ることはできないこと
 どの場における、どの場に対する?
 生産の場に対する介入のあり方について…
 〇国境について
 ・グローバリズム/ナショナリズム…
 もちろん、グローバリズム(それにしてもそれはなにか?)に抗することは
 より小さい単位を賞揚することではない。
 分配の困難は国境の存在によっているのだから。
 →「選好・生産・国境――分配の制約について」
△政治:強制の境界
 分配(◇)については強制が要請されることを主張しつつ
 ではその他について、どれだけが強制されるべきなのか
 〜政治はどのように過剰であるのか
□帰属について〜〇
 承認や帰依について。その単位について。
◇以上についての思考と争いの歴史
 「公共論史」(新構想大学院(仮称)に「概要」?を掲載)
 を担当するとなるとして… ということもあるが
 この部分は、(公共/生命/強制/表象とあるうちの)「生命」(および「共生」)
 の部門でも検証されるべきことでもある。↓

■人

 *恣意的かつごく一部。生命倫理・医療倫理関連は別掲

Agamben, Giorgio
Althusseur, Louis
Arendt, Hannah
Balibar, Etienne(1942-)
Cohen, G. A.
Cornell, Drucilla
Deleuze, Gilles
Dworkin, Ronald
Foucault, Michel
Habermas, Jurgen
Hayek, F. A.
Hegel, Friedrich
Kant, Immanuel
Levinas, Emmanuel
Locke, John
Luhmann, Niklas
Marx, Karl
Mill, John Stewart(1806-1873)
Nietzsche, Friedlich
Nozick, Robert(-2002)
Nussbaum, Martha C.
Rawls, John
Roemer, John E.
Rorty, Richard
Said, Edward W.
Sen, Amartya
Taylor, Charles
Walzer, Michael
Weber, Max
Young, Iris Marion

石原 俊(社会学)
伊田 広行
稲葉 振一郎(経済学・社会思想)
井上 達夫(法哲学)
大川 正彦(法哲学・政治哲学)
大澤 真幸(社会学)
大庭 健(哲学・倫理学)
岡野 八代(政治哲学,フェミニズム)
川本 隆史(社会倫理学)
後藤 玲子(経済学)
齊藤 純一(政治理論・思想史)
酒井 隆史(社会学)
酒井 直樹
瀬戸山 晃一(法哲学)
竹内 章郎
田崎 英明(社会学)
立岩 真也(社会学)
西川 長夫
森村 進(法哲学)
山森 亮

 
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■関連?言葉集(50音順)

アナリティカル・マルキシズム analytical marxism
科学技術・国際競争・国家戦略・…
環境
環境倫理学 Environmental Ethics
共同体主義 communitarianism
ケア care
経済(学) economics
厚生経済学 welfare economics
公共/公共哲学(public philosophy)/公共政策(public policy)
自由・自由主義 liberalism
人種(race)・民族
所有
生命倫理学
哲学・政治哲学・倫理学
フェミニズム/フェミニスト (feminism/feminist)
リバタリアニズム libertarianism
労働

 ※このホームページの50音順索引にはもっとたくさんあります。

 このファイルは2003年4月から立命館大学・新構想大学院(仮称)で働くことになるだろう(→になった)立岩が、そこでなにをしようか、あるいはそれはともかく自分が何をしようか、についてのメモです。
 なお、「Core Ethics」はその上記の大学院の「謳い文句」です。「Core Sociolgy」なるものがあるかどうかは、知りません。


UP:20020527 REV:0608,0720,0810,1028,1126, 20030208,22,24,26,0520,0810,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,23,24 0901 1008 1116 20050821 20060802,1011

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