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障害者を排除する施設を宝塚市につくらせるな!




■障害者を排除する施設を宝塚市につくらせるな!

   反対決議を求めて市議会に集結を!

 2月14日(月)午前10時
  宝塚市議会・生活常任委員会傍聴
 (宝塚市役所3階議会事務局前に集まってください)

 3月22日(水)時間は未定
  宝塚市議会・本会議
 (宝塚市役所4階議会傍聴席に集まってください)

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毎日新聞 はんしん 地域のニュース
2000年2月15日(火)

身障者駐車場なく条例違反?
宝塚市の温泉利用施設計画
工事計画案、継続審議に

 宝塚市湯本町に同市が建設を予定している温泉利用施設の工事請
負計画案を審議する同市議会生活経済常任委員会が14日、開かれ、
「身体障害者専用駐車場がなく、設計は県条例違反ではないか」と
いった質問が出て継続審議となった。同委員会は3月上旬に再度話
し合い、契約案の可否について結論を出す。【田畑知之】

 施設は、同市が掘り当てた温泉を利用。JR、阪急宝
塚駅の武庫川対岸の敷地に、地下2階地上5階建て延べ
約3350平方メートルの建物を建てる。設計では32台
分の立体式機械駐車場を予定しているが、身体障害者用
の幅の広い駐車場はない。
 県福祉のまちづくり条例施行規則によると、30台以上
の公益的施設の駐車場には、身体障害者用の駐車場を設
置するようになっている。
 同市身体障害者福祉団体連合会は、同市に身体障害者
用駐車場を求めてきたが、市は「設計上、新たな平面駐
車スペースを1台設けるのは不可能。機械式駐車場でが
まんしてほしい」と答え、同連合会は反発していた。
 この日、市は「県の担当者に口頭で問い合わせたとき
は、設置は義務付けられていないと回答があった。その
後、文書で回答を求めると『障害者用のスペースが必要』
とのことだったので、機械式でも車いすの人が乗り降り
できるよう改造ができないか、メーカーと話し合ってい
る」と答えた。
 この点について、坂上元章助役は「条例の駐車場要綱
は義務項目ではなく、努力項目。改造などで何とか対応
したい」と話した。
 委員会を傍聴した同連合会理事の一級建築士、井谷満
さん(52)は「公益施設に障害者用平面駐車場を備えるこ
とは行政の義務。宝塚市が、障害者と健常者の共生を真
剣に考えるのならば、設計変更を含め、根本的に考え直
すべきだ」と話した。

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きよし福祉ネット号外
                  2000年2月5日

身障者・高齢者の使えない(仮称)温泉利用施設建設について
                           
 総額約44億8千万円をかけて宝塚市は2000年(平成
12年)から湯本町に兵庫県の福祉の町づくり条例に違反
した温泉利用施設を建設しようとしています(市民の声
も聞かずに業者との仮契約をすまし)。この建設費用は
宝塚市民みなさんの税金と借金だけで建てるつもりです。

 しかも、昨年12月の生活経済常任委員会で公共施設と
して重大な過ちがあるので、審議を継続することになり
ました。これは採算が合わない、駐車場が狭いなど様々
な問題を積み残していることも有りますが、常任委員会
を傍聴していた井上聖議員(委員外であるが発令を求め)
が身障者・高齢者対応および安全性に問題があるという
ことを指摘したところが大きいのです。その後、宝塚市
は身障者の意見を聞くということで1月に4回にわたり、
宝塚市身体障害者福祉連合会の要望を聞きました。宝塚
市身体障害者福祉連合会は会長はじめ一級建築士でいろ
いろな福祉施設の設計を手がけてきた理事が図面を詳細
にチェックしたところ20以上の福祉のまちづくり条例違
反が判明しました。宝塚市は、大方の部分で事実を認め
改善することを約束し、それにより手すり等が追加され
ました。しかし宝塚市身体障害者福祉連合会の要望した
人命にかかわる基本的な問題である避難用の滑り台等の
設置要求を断わったり、福祉のまちづくり条例において
設置が義務づけられている身体障害者用の駐車場の確保
を拒否したとともに車椅子利用者の入浴を拒否しました。
これは,違法性の高いことであり、宝塚市が自ら作った
福祉都市整備要綱にも違反しており、市ぐるみの身体障
害者に対する人権侵害であるといえます。
 このような市の暴挙は許すことが出来ません。2月14日
の10:00から生活経済常任委員会において温泉利用施設
をこのまま作るか、やめるか凍結するかの審議が行われ
ます。また、3月22日の本会議で30人の議員委員会で決
めたことに対して票決をします。誰もが利用できるのが
公共施設です、2月14日、10:00(場所:3階議会事務局
前です)に一人でも多くの市民のみなさまが傍聴してく
ださることをお願いします。
  連絡先 井上 きよし聖
      (住所)  665―0816 宝塚市平井2−15−1
      (携帯) 090−3709−1939 (Tel) 0797−82−3500
      (Fax)0797―88−3784

積極的に転載してください
Tadashi 'Umekichi' Saka'ue_ Home/Win sakaue@butaman.ne.jp
O^_^D Office/Mac sakubeh@anet.ne.jp
o(b d http://www.butaman.ne.jp/~sakaue/ 02/02/2000更新
土に根を下ろし、風と共に生きよう、種と共に冬を越え、鳥と共に春を謳おう





Date: Sun, 06 Feb 2000 17:09:28 +0900
From: Tadashi Saka-ue
To: Saka-ue A-Net
Subject: 障害者を排除する施設を宝塚市につくらせるな!(補追)

■■05 Feb 2000

さかうえです

 昨日お送りしたアーティクルに対して介助犬の普及活
動で有名な木村佳友さん(宝塚市在住)から応援のコメ
ントが寄せられました。
 応援コメントを掲載した「きよし福祉ネット号外」の
改訂版は障害者情報クラブのホームページに掲載してあ
ります。(http://www.butaman.ne.jp/~sakaue/sjc/)
MS-WORD2000形式をお求めの方はさかうえまでどうぞ。

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 温泉利用施設について、機械式駐車場では車椅子利用
者の乗降が困難であるにもかかわらず、身体障害者の駐
車場が設けられないなど、障害者の利用が考慮されてお
らず非常に残念です。
 宝塚市では、市長をはじめ「障害を持つ人も持たない
人も平等な社会参加ができるようにしたい」と言ってお
られるので、ぜひ再検討をおねがいしたいです。

           木村佳友・シンシア

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 障害者を排除する施設を宝塚市につくらせるな!

   反対決議を求めて市議会に集結を!

 2月14日(月)午前10時
  宝塚市議会・生活常任委員会傍聴
 (宝塚市役所3階議会事務局前に集まってください)

 3月22日(水)時間は未定
  宝塚市議会・本会議
 (宝塚市役所4階議会傍聴席に集まってください)


積極的に転載してください

■Mon, 14 Feb 2000
From: Tadashi Saka-ue
Subject: 生活経済常任委員会の報告

さかうえです

 本日午前10時から宝塚市議会生活経済常任委員会を
傍聴してきました。傍聴希望者数が50名近くあり、
15名の傍聴席数に各団体から1〜数名と一般市民数名
という配分になりました。一般市民からは不満も出てい
ましたが、それは事務局の段取りの悪さですから仕方が
ないですね。
 それから傍聴席は裁判所と同じで長いすが置いてある
だけで、車いす利用者は扉のそばにしか居場所がなく、
人が出入りするたびに動かなければならないというお粗
末なものでした。改革はまず傍聴席からやらなければ参
政権もへったくれもないですね。

 結果からいいますと、各委員からの質問に市長、助役、
環境経済部長以下まともな答弁が得られず、また、市長
と環境経済部長の答弁が食い違うなどの問題を露呈し、
さらには、部内で隠していたことや嘘の答弁まで飛び出
し、傍聴者からの野次と傍聴議員の怒号が飛び交う場面
もあり、継続審議となりました。

 問題点は多々ありますが、障害者に関連するものを取
り上げますと、大きく3点に集約されます。その3点と
は、身障者用駐車場、車いすでの避難経路、車いすでの
入浴のいずれもがない、またはできないということです。
事前に2度にわたる市と障害者団体との意見の交換の中
で20数項目にわたる建築基準法および同施行令違反、
兵庫県福祉のまちづくり条例違反、宝塚市福祉都市施設
整備要綱違反を指摘され、改善したという答弁はありま
したが、計画図面に現れたものはごくわずかしかなかっ
たのですが、それを横に置いたとしてまだ大きな3つの
問題があるということです。

1.身障者用駐車場がない

 もともと全駐車台数が32台しかなく、利用者数に対
して130台ほどの不足が生じていて、それを理由に国
庫補助を打ち切られたという経緯を棚上げしたとしても、
市長の「ヨーロッパでは中心市街地活性化のために自動
車を都心部からシャットアウトした」という答弁には説
得力がなく、環境経済部長の「隣接地または近隣で不足
台数を確保したい」という答弁にいたっては市長の答弁
と一貫性を持ちません。また、「高齢者は歩いて温泉に
行くものだから駐車場は必要ない」という発言もあり、
体の不自由なものにより遠くの駐車場の利用を強要する
ということを示しています。
 また、模索中の案として「ターンテーブル上で降りて
もらってあとは職員が誘導する」とか「身障者も使える
機械式駐車場を検討中」などと言われても、あえて障害
者がわざわざ危険を冒さなければならない合理的な理由
は見出すことができませんでした。
 さらに、これらの答弁の中で「県に問い合わせたとこ
ろ『身障者用駐車場を設けないことは兵庫県福祉のまち
づくり条例に違反していない』と言われた」という部長
の発言があり、追求した結果、次長が「『機械式駐車場
に身障者用駐車場の設置義務はないが平置きの駐車場で
身障者用駐車場を確保する』ように10日前に言われた」
と答弁する始末で嘘を言ってでも議案を通したい裏に何
があるのかと勘ぐりたくもなるような内容でした。

2.障害者対応の避難施設

 火事の際の避難施設は、当初は「エレベータをご利用
ください」と涼しい顔で答弁されていたようですが、結
局のところ各階の階段質近くに一時退避用のバルコニー
を設けてそこで助けを待つそうです。5階建ての建物の
各階に設置するそうですが、階段室のような一番煙突に
なりやすい場所にこんなものをつくるのは防火管理者の
資格をもつものとしては納得ができません。やはり、避
難用のスロープあるいは滑り台が必要であることは火を
見るより明らかです。「技術的に無理だ」という別の言
い訳がありましたが、技術的にどう無理なのかという説
明は聞かれずじまいでした。
 また、市は、もとの計画では必要であった二方向避難
の建築基準法上の要件をはずさせるために浴室の天井に
大きな円形のガラス張りの穴をあけて閉空間面積を減ら
すという離れ業までやってのけました。そこまでして人
命を軽視しなければならない理由はいったい何なんで
しょう。

3.車いす入浴設備

 部長の答弁によると「車いす入浴設備は作らない」そ
うです。理由は「(別の場所で)車いす入浴設備を見て、
『これはつくれないなあ』と思った」からだそうです。
避難スロープは「技術的に無理」で、車いす入浴設備は
環境経済部長の主観で決められるという一貫性のなさに
は恐れ入りました。そして対応策(?)として「施設内
用車いすに乗り換えて浴槽脇まで行き『介助者』に入れ
てもらいたい」という部長の答弁には傍聴席から「おま
えがやってみろ!」という野次まで飛び出しました。

 ほかにも計画自体に問題が山積していますが、焦点が
ボケますので障害者にかかわる部分だけにしておきます。

 継続審議になりましたので、次回の生活経済常任委員
会の予定はわかり次第連絡をします。とりあえず次は本
会議に焦点をあわせて置いてください。僕は野次を飛ば
しすぎたので(委員長からの注意は受けていません)、
次回は傍聴を拒否される可能性がありますから、僕が入
れなくてもかわりに人が入れるようにたくさん傍聴にき
てください。(文責:坂上正司)

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 障害者を排除する施設を宝塚市につくらせるな!

   よりよい決議を求めて市議会に集結を!

 3月22日(水)時間は未定
  宝塚市議会・本会議
 (宝塚市役所4階議会傍聴席に集まってください)

  連絡先 井上 きよし聖
      (住所)  665―0816 宝塚市平井2−15−1
      (携帯) 090−3709−1939 (Tel) 0797−82−3500
      (Fax)0797―88−3784

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REV: 20170331
宝塚市