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脳性麻痺者等介護人派遣事業(東京都)




 ◆経緯
 ◆金額等の推移
 ◆「東京都重度脳性麻痺者介護人派遣事業の実施について」1986.04.01

 95年度は1日7020円×365日分となり、1日620円のアップ。
 1ヵ月平均(30.4日換算)では、21万3408円となる。
 この制度は市区町村に障害者が介護者を推薦登録し、介護時間に応じて介護者の
 銀行口座に介護料が振り込まれる。

〇制度
〇予算規模
〇「東京都身体障害者(1人暮し障害者)介護人派遣事業運営要綱」1974・06
 (49民障福第222号 東京都民生局)
〇「東京都身体障害者(重度脳性麻痺者)介護人派遣事業運営要綱」1974.06
 (49民障福第222号 東京都民生局)
「東京都重度脳性麻痺者介護人派遣事業の実施について」1986.04.01
 (61福障福第1,061号)

○制度

 以下『概要』83〜85・88 『区市町村』による 制度が変わったのは87年度から

[目的]
・重度の脳性麻痺のため独立しては屋外活動が困難な者に対して介護人を派遣し,生活圏 の拡大を図るための援助を行いもって重度の脳性麻痺者の福祉の拡大を図る。83〜86
・重度の脳性麻痺者等全身性障害者に対して介護人を派遣し,生活圏の拡大を図るための 援助を行わせ,もって重度脳性麻痺者等全身性障害者の福祉の増進を図る。87〜

[対象]
・都内に居住する在宅の身体障害者で,次の各号に該当するもの。
 1.年令20歳以上の身体障害者手帳(脳性麻痺による障害程度1級)を有するもの。
 2.独立して屋外活動の困難なもの。83〜86
・介護人の派遣対象者は,都内に居住する20歳以上の身体障害者手帳を有する者で,その 障害の程度及び介護の状況が次に掲げるいずれかの要件に該当し,かつ,独立して屋外 活動をすることが困難なもの。
 1.全身性障害者で,特別児童扶養手当等の支給に関する法律施行令(昭和50年政令第20 7号)第1条第2項に規定する特別障害者手当の受給資格を有し,真に他人介護を受ける
 必要があるもの。
 2.前号以外の重度の脳性麻痺者で,その障害の程度が身体障害者手帳1級であるもの。
 87〜

[介護内容]
 1.屋外への手引,同行 2.その他必要な用務 83〜88

[派遣回数][補助基準]
 介護人の派遣は1か月*回以内とし,1回は1日を単位とする。ただし,上記対象者の 2に該当する者は1か月*回までとする。87〜
 →〇金額等の推移

 ・補助率
  10/10(都) 83〜88

[介護人]
 身体障害者福祉に理解と熱意を有する者(民間篤志家)を,障害者の推薦を得て選定し 登録する。 83〜88

[実施方法]
 区市町村の実施する介護人派遣事業に対し,補助を行う。 83〜88

[予算規模]
  →〇予算規模

[根拠法令]
東京都身体障害者(重度脳性麻痺者)介護人派遣事業運営要綱(1974.06.12 49民障福第 222号 東京都民生局)  83〜88
東京都重度脳性麻痺者等介護人派遣事業運営要綱(1974.06.12 49民障福第 222号 東 京都民生局) 87〜

*『創る会』3には『区市町村84』のコピー

 脳性麻痺者については 回数×単価の全額が都から支払われる
 一人暮しについては 2/3 
  「昭和55年度東京都身体障害者介護人派遣事業補助要綱」 COPY
対象者数については東京都(中田氏)に問い合わせるべし

別表
ホームヘルプサービス事業費用負担基準

利用者世帯の階層区分               利用者負担額(1時間当たり)
A 生活保護法による被保護世帯(単給世帯を含む。)         0円
B 生計中心者が前年所得税非課税世帯                0
C 生計中心者の前年所得税年額が9,600円以下の世帯        200
D 生計中心者の前年所得税年額が9,601円以上32,400円以上の世帯  350
E 生計中心者の前年所得税年額が32,401円以上42,000円以下の世帯 500
F 生計中心者の前年所得税年額が42,001円以上の世帯       650

◆金額等の推移

〇予算規模

   延回数    予算額
83 44400 155,844,000
84 49200 176,136,000
 85 60720   231,344,000
 86      
 87    
 88 132240 555,408,000
89
 90       664,000,000
 91
92      1,193,000,000
 93 1,552,000,000(予算案)

92・93年度のDATAは「平成5年度東京都予算(案)」
83年度と比べると93年度は約10倍になっている。また,ホームヘルプ事業に対する予算が92年度:2,520百万円,93年度:2,827百万円(予算案)であること等を見るとかなりの割合を占めるようになっていると言える。

〇「東京都身体障害者(1人暮し障害者)介護人派遣事業運営要綱」1974・06
 (49民障福第222号 東京都民生局)

 1目的
 2実施主体  区市町村
 3派遣対象 18歳
 4介護人
 5介護人の身分
 6派遣対象者の決定
  障害者 介護人派遣資格認定登録申請書 →区市町村長
  審査 区市町村長 介護人派遣資格認定登録通知書 又は 介護人派遣資格非該当通   知書 を交付
 7介護人の決定
  介護人 介護人登録申込書 →区市町村長
  審査 区市町村長 介護人登録通知書 を交付
 8交付
  名簿に記載
 9登録の取消
 10介護人の派遣
  介護人派遣を申し出る
  区市町村長 介護人に介護依頼書 登録者(障害者)に介護券
  登録者は必要事項を記入 介護券を給付
  1回は半日
 11介護の内容
 12介護人に対する手当
  介護券を月単位にまとめ翌月の10までに請求
  手当の支払い
 13関係機関との連携
 14実施上の留意事項
 付則 74.7.1から適用

 改正
 80.4.21 54民障福第1740号 80.4.1から
 ほぼ同内容

〇「東京都身体障害者(重度脳性麻痺者)介護人派遣事業運営要綱」1974.06
  (49民障福第222号 東京都民生局) **
 「一人暮し…」と違う点だけ記載
 改正75.7.30 50民障福第489号

1 重度の脳性麻痺者
2 変わらず
3 20歳以上 脳性麻痺者 1級 独立して屋外活動をすることが困難なもの
4 障害者の推薦 配偶者は認めない
  真にやむをえない時 配偶者でも認める
5 変わらず
6 障害者:登録申請書 介護人推薦書 介護人の介護同意書



10 1か月5回以内とし,1回は1日を単位とする
……以下同様
付則 74.6.1〜

・79年改正 79.7.25 54民障福489号 79.10.1〜
・80年改正 80.4.21 54民障福第1740号 80.4.1〜

10 回数 7回
……他は変わらず



REV: 20170331
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