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『虚弱な高齢者のQOL その概念と測定』


last update: 20170426


■『虚弱な高齢者のQOL その概念と測定』

 この月末、医師薬出版から「虚弱な高齢者のQOL その概念と測定」という本がでます。506ページで定価5,700円。ちょっと値段がはりますが、アメリカの老人学研究者の主立った人々がほとんど揃ってのシンポジウムの記録です。生活の内実とその豊かさのレベルをQOLという数量に置き換えるというのは、はたしてどこまで可能かという問題があり、全面的に賛成するわけではありませんが、自尊や自己効力、効力期待など最近、高齢者ケアで使われ始めた言葉が、言葉だけの一人歩きではなく、生きた研究の文脈の中で中で出てきます。北陸大学の三谷嘉明先生の監訳。私も少し分担訳しています。彼は、同じ出版社で「知的障害をもった高齢者のQOL」というものも翻訳でだしています。
石川 道夫
                    藤田保健衛生大学 助教授・教育学
19980907


REV: 20170426
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