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『エイジングの社会心理学』

辻 正二・船津 衛 編著 200306 北樹出版,152p.

last update:20101111

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■辻 正二・船津 衛 編著 200306 『エイジングの社会心理学』,北樹出版,152p. ISBN-10:4893849174 ISBN-13:978-4893849175 \1800 [amazon][kinokuniya] a06 ※

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
国際的にも例を見ない急速度の高齢化の現象を踏まえ、エイジングの観点から人々の社会心理を鮮明に解明。従来の高齢者についてのマイナス・イメージを越え、プラスの側面を多角的・綿密な調査資料に基づき具体的に浮き彫りにし、高齢化に対する新しいあり方を提示する。

内容(「MARC」データベースより)
国際的にも例を見ない急速度の高齢化の現象を踏まえ、エイジングの観点から人々の社会心理を鮮明に解明。高齢者についてのマイナス・イメージを越え、プラスの側面を多角的・綿密な調査資料に基づき具体的に浮き彫りにする。

出版社 北樹出版, 2003/06/12
超高齢化社会に必携の書
忍び寄る超高齢化社会に向け、新しい高齢者、社会のあり方を提示。高齢者の心や人間関係、生きがい、社会参加、福祉サービスの問題など多面的に論究した画期的で意欲的な書。誰もが対面し考えなくてはならない問題を多角的に分かりやすく、具体的に考察した21世紀に必読の一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
辻 正二
山口大学人文学部教授

船津 衛
東洋大学社会学部教授・学部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次


序説 高齢化社会とエイジング
 第1節 しのび寄る超高齢化社会
 第2節 「高齢化ショック」をどう考えるべきか
 第3節 「人生80年時代」の高齢化社会の課題
  1 時代と共に変化する高齢者の置かれた立場を理解すること
  2 ミクロ的な接近が不可欠であること
  3 「エイジング」という視点の広がり
  4 成熟社会における残された課題として見ること
  5 現代の高齢者像をイメージした社会の構築が不可欠であること
 第4節 「生涯現役社会」の実現

第1章 高齢化社会の特質
 第1節 少子・高齢化の進行
  1 人口減少時代の到来
  2 高齢化の進行
  3 少子化の進行
 第2節 高齢化社会の問題
  1 家族の戦後体制
  2 高齢化社会は本当に危機か
  3 少子高齢化と労働力
 第3節 高齢化社会の戦略
  1 高齢化社会の基本戦略
  2 成熟の文化か、文化の成熟
  3 グローバル化の対抗戦略

第2章 高齢者の自我
 はじめに
 第1節 高齢者の自我
  1 高齢者の役割期待と自我
  2 高齢者ラベリングと高齢
 第2節 高齢者イメージの転換
  1 高齢者イメージと事実とのズレ
  2 高齢者イメージの転換
 第3節 高齢者自我の新たなコンストラクション
  1 新たな社会性のコントラクション
  2 高齢者の新しい自我のコントラクション

第3章 高齢者の社会化
 はじめに
 第1節 社会化とは
  1 社会化の定義
  2 個人・社会・文化の関連性
 第2節 社会変動と社会化
  1 社会変動と高齢者の社会的地位
  2 生涯にわたる発達
  3 高齢者を支える文化的価値と通過儀礼
 第3節 高齢者の社会化の実相
  1 高齢者と社会の関係(活動理論と疎隔理論)
  2 高齢社会におけるライフサイクル
  3 高齢社会におけるライフコース
 第4節 ターミナルに向けた社会化
  1 語られる人生―自分史と回想法
  2 ゆらぐことのできる力
 おわりに

第4章 高齢者の人間関係  はじめに
 第1節 高齢者の人間関係の現状
  1 家族との交流
  2 高齢者の人間関係量
 第2節 国際比較から見た高齢者の「近隣」とのつき合い関係
  1 日本の高齢者のつき合い頻度
  2 わが国の高齢者の近隣とのつき合い方
 第3節 高齢期の孤独と不安感
  1 高齢者は「孤独である」という仮説
  2 高齢者の「孤独」と「不安感」
  3 人間関係量と孤独感
  4 老後の不安感
 第4節 高齢者の人間関係の課題:高齢者の自殺を事例にして

第5章 高齢者の社会参加  第1節 高齢者の社会参加をどう捉えるか
  1 高齢者の社会参加に影響を与える2つの要因
  2 ミクロな視点から見た社会参加
  3 集団への参加
  4 社会参加と社会構造
  5 高齢者に対する社会参加の妖精
 第2節 社会参加の実情
  1 老人クラブ
  2 就業と定年制
  3 生活時間
  4 近隣関係と集団参加
 第3節 まとめと展望
  1 企業
  2 集団参加の新しい方向
  3 技術

第6章 高齢者の生活意識
 第1節 高齢者対象の生きがい研究
 第2節 生きがい研究の方法
  1 生きがいの測定方法
  2 生きがい研究の理論枠組
 第3節 高齢者の生きがいの実態
  1 生きがい感を直接尋ねる方法による知見
  2 生きがいの源泉・対象を尋ねる方法による知見
 第4節 生きがい研究の課題

第7章 高齢者介護と福祉意識  はじめに
 第1節 介護問題と福祉改革
  1 福祉改革の課題
  2 地域福祉計画と住民参加
 第2節 高齢者介護をめぐる意識
  1 福祉サービスの特徴
  2 サービス利用の判断
 第3節 福祉サービス利用の抵抗感
  1 抵抗感の地域性
 第4節 高齢者介護と家族

事項索引・人名索引

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20101111 REV:
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